『邪魅の雫』 京極夏彦著 講談社ノベルス 2006
ごはん&麺類好きだけど、最近ふとしたことからパンを勉強中のまろまろです。
さて、『邪魅の雫(じゃみのしずく)』京極夏彦著(講談社ノベルス)2006。
1953年(昭和28年)、江戸川、大磯、平塚で次々に不可解な毒殺事件が発生した。
一見、何のつながりも無いように思える各地の事件を、捜査本部は早々に「連続」殺人事件と認定した。
各地でバラバラに発生した毒殺事件に関連はあるのか?
・・・京極堂シリーズ第8弾。
内容はタイトル通り、邪(よこしま)なことの魅力、そのひと雫に魅了された人々の物語がストーリーの中心となっている。
個々に出てきた場面がパズルのピースのように、最後に一枚の絵としてつながることを期待して読んでいたのに、
結末の絵はこれまでのピースとのつながりが弱いもので、印象が薄い一枚でしかなかった。
そのために読み終えてみると物足りなさが残ってしまった。
この作品では、自分が世界の一部なのではなく、世界が自分の一部だという錯覚にとらわれてしまった人々、
砂漠と砂一粒の大きさを逆転させてしまった人々の切なさがテーマとなっているだけに、
謎解きよりも内面的な描写が多いのは仕方ないんだろうけど、途中の退屈さが解消されずに終わったように思えてしまった。
前作の『陰摩羅鬼の瑕』と同じく、期待が高かっただけに迫力に欠ける印象を感じてしまった。
次回作にはこれまでのシリーズのように最後に大きな絵を見せてくれることを期待したい。
(読者はどんどん欲深くなってしまうものなのか(^^;)
2006 11/29
小説
まろまろヒット率3
売れ筋 本



12月 7th, 2006 at 21:42:06
「邪魅の雫」やっと読了
いやあ、時間がかかりました。前作に続いてぐだぐだと書き連ねられた文章は、ファンに
12月 7th, 2006 at 22:11:31
「邪魅の雫」京極夏彦
「邪魅の雫」…榎木津礼二郎の事件でした。(ネタバレしてます。)ミスリードに次ぐミスリード。宇都木実菜、真壁恵、原田美咲、ミナ、神埼礼子とは誰なのか。何者な…
12月 8th, 2006 at 7:54:38
ようやく読み終わった「邪魅の雫」京極夏彦
読了まで10日近くかかってしまいました。いくら新書3冊分の厚さとは言えちょっと不
12月 8th, 2006 at 12:42:57
京極夏彦『邪魅の雫』(講談社ノベルス)
京極夏彦『邪魅の雫』を読んだ。 今回、物語の中心にいるのは榎木津だ。 だから、彼…