『十八史略の人物列伝』 守屋洋著 プレジデント社 1992





Posted in 歴史, 読書日記 ,  on 4月 09, 2006


昔はテレビっ子だったのに今ではテレビの無い生活に慣れてきた、
らぶナベ@久しぶりにゴールデンタイムの番組見ると妙に白けますな(^^;

さて、『十八史略の人物列伝』守屋洋著(プレジデント社)1992。

周代の周公旦から清代の李鴻章まで、中国史を代表する67人を扱っている人物列伝。
各列伝の最初にその人物を特徴付ける名言や評伝の句と略歴が書かれてあり、その後にその人生と人となりを紹介している。
中国史らしい生々しい人物伝は迫力があり、分厚い一冊なのに思ったより早く読み終えた。

中でも興味を持ったのが「寛以て猛を救い、猛以て寛を救う」と言われた春秋時代の鄭の宰相・子産や、
「人を対象とせず、時の動きを洞察してその流れに乗ること」を第一にして、
宰相の地位まで登りつめた後はあっさり辞めて大商人になった春秋時代の越の宰相・范蠡(れい)だ。
柔軟なバランス感覚、身の処し方を考えさせられた。
また、老子の「足るを知れば辱められず、止まるを知れば殆からず」は力みがちな時には思い出して心がけたいと思う一句だった。

ちなみに古典「十八史略」は宋代までのものだけど、この本は清代までの人物を取り扱っている。
中国史の別名という意味で十八史略の言葉をタイトルに使ったということだけど、
ややこしいので(僕も間違えた)「中国史の人物伝」にした方が良かったように思える。
また、なぜか元代の人物は耶律楚材だけで他の人物たちがすっぽり抜けているのも不思議に思えた。
多民族国家として魅力的な人物が多い時代なのに残念に思えた。

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2006 4/9
歴史
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