ブラックモア博士招へい特別セミナー「ミーム・マシーンの進化」アレンジメント

イギリスからスーザン・ブラックモア(Susan Blackmore)博士を東京大学に呼んだ
特別セミナー「ミーム・マシーンの進化(The Evolution of Meme Machines)」が開催される。
このセミナーは僕がアレンジャーとして人材配置など準備段階から関わることになった。

当日は前日に先方の予定が急に変更になってしまったので、
会場設営を研究室の加藤っちに任せて、僕と375の二人で東京駅に迎えに行くことなった。
375が懸念したようにちゃんと合流できるか少し不安だったが、
ブラックモア博士の髪がWEBサイト通り七色に染められていたのですぐ合流できた。
一緒に来日した旦那さんのアダム・ハードデイヴェイス(Adam Hart-Davis)さんと共に、
二人ともとても親しみやすくユニークなキャラクターだったので送迎自体も面白いものだった。

実際のセミナーは想像してたよりも人が集まって立ち見が出るほどだった。
(ミームに対する関心の高さを感じた)
博士は聴講者とのインタラクションを大切にするスタイルで、
会場への呼びかけや聴講者を使った実演などを講演中に取り入れたので
会場は活気のあるものとなり、聴講者からの質問も多く飛び出した。
博士は人間の脳はミームによって進化したとする「ミーム駆動」仮説を唱える
先鋭的なミーム学研究者としても知られているので、この点についての学術的な質問も寄せられていた。

セミナー後は博士と旦那さん、それに主催の佐倉助教授や研究室のメンバーと一緒に
駅の近くの「あかかぶ」で軽く食事をした。
学環ニューズレターに掲載する報告も書く。

思えば2年前、彼女の『ミームマシーンとしての私』を僕が研究室で文献発表したことがあった。
それが今回、彼女を招いたセミナーのアレンジャーを僕がするというのは感慨深いものがあった。
そしてこの仕事は島に生まれたことをあらためて思い直すものとなった。
島には島の良さがある。でも島はやっぱり島の限界もある。
気持ちの上でも実際的にももっと海外との壁を低くして、これからも仕事や交流ができればと感じた。

ちなみにこのセミナーの翌日からこれまた2年ぶりに今度はアメリカからAndyが我が家にやってくる。
奇しくも英語漬け週間のスタートとなった。

2005 6/23
出来事メモ、まろまろ研究、講演会

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