らぶナベは死にかけたことが何度かある。
その1つが幼稚園の時に盲腸が破裂してしまったことだ。
当時、彼はウ○コを我慢するのが好きで一生懸命ガマンし続けていた。
来る日も来る日も波のように訪れる腹痛を乗り越えていった。
あげくのはてに腸内で内容物が石化して盲腸が破裂、
発見と手術が一日遅ければ確実に死亡していたという経験がある。
夜勤の多かった看護婦の母がたまたまその日は家にいて
病院嫌いのらぶナベをひっぱたいて病院に連れていき、
ERでの緊急手術がおこなわれたので一命を取り留めることができた。
このエピソードを振り返る度に、もしあのまま死んだなら、
ウ○コを我慢して死ぬという実につまらない人生になっていたと感慨にふける。
以来、人間というものはがんばりすぎてはいけないこともあるのだと気づく。
命の代償に近い人生訓である。
類似例:「がんばっても間違ってるならダメだよ」、「しんどいからって価値があるとは限らない」など