和歌山県の太地町にある国民宿舎、白鯨をおとずれる。
この太地町がある紀伊半島の南部(南紀)は、かつて捕鯨が盛んだった地域。
中でもこの太地町は、日本の古式捕鯨発祥の地として知られているように、那智勝浦や串本と並んで日本の鯨文化を代表する町。
現在も太地町では鯨文化の保護のために、IWC(International Whaling Commission, 国際捕鯨委員会)が対象外とするゴンドウクジラを中心に捕鯨がおこなわれている。
そんな太地町が町営する国民宿舎が、その名もズバリ、白鯨。
鯨文化を継承するための観光施設なので、鯨料理のフルコースをいただくことができる。
内容は、鯨のハリハリ鍋、鯨の竜田揚げ、鯨のごま和え、鯨のお刺身、鯨のカルパッチョ、鯨ベーコン、オバケ(鯨の脂)の酢味噌和え、鯨内臓のポン酢など。
これにご飯と、お吸いもの、デザートが付く、まさにクジラづくしのフルコース。
食べてみると、しっかりとしたクジラの味わいを感じることができるものばかりで、クジラがお肉だということがよく分かる内容になっている。
特に鯨のごま和えが美味しくて気に入った。
美味しい料理の中に、文化の衝突を考えさせられた一膳。
ちなみにこちらのお宿は天然温泉と朝食もある。
まろまろと今日ももぐもぐ。
和歌山県東牟婁郡太地町の「太地町営 国民宿舎 白鯨(はくげい)」にて。
くじら!うまいよのー!
コースでいただいた事はありませんが、ヒゲクジラは柔らかいしうまい!
しかし食物連鎖の上に立つ生き物だけに環境汚染がちと怖かったり(>_<)
>ネコクミさん
確かにマグロなどの大型回遊魚と同じく環境汚染が心配される食べものでもありますよね。
文化の衝突と共に、環境問題も考えさせられる鯨料理でした。