とってもe本プロジェクト 『万有縁力―ネットの向こうに人が見える』 プレジデント社 2001

ブラジル代表のロナウドの新しい髪型はさすがに違うだろうと思った、らぶナベっす。

さて、『万有縁力~ネットの向こうに人が見える~』とってもe本プロジェクト編
(プレジデント社)2001年初版。
前に読んだ『個人ホームページのカリスマ』がけっこう面白かったので買った本。
物質が引き合う「引力」と同じように人が引き合う「縁力」があるという視点で、
企業運営や文化活動など様々な分野で情報発信する人々へインタビューしている。
タイトルフェチなのでこういうタイトルにはすごくひかれてしまう(^^;
自分もまろまろHPを運営しているので情報発信に取り組む人たちの姿や考えを知るのは
すごく刺激になるし見つめなおす機会にもなる。

特にほぼ日刊イトイ新聞(http://www.1101.com/index0.html)を運営する、
糸井重里さんへのインタビューで出た話・・・
「お金にはお金そのもののハードマネーと、信用や魅力などのソフトマネーがある」
・・・は言葉としてはありがちだけど、
彼のネット活動を見てみると本当に実践しているんだなぁっと関心した。
大阪人がいうところの「人の金持ちになれ」のネット版だろうか(^^)
紹介されているのは総じて興味深い人物、事例ばかりだったけど惜しむらくは
「万有縁力」というからにはそれぞれの「縁」についてもっと光を当ててほしかった。
(特に後半は単なるビジネスモデル話が多くて縁力じゃないじゃんと思ってしまった)

以下、チェックした箇所・・・
☆情報というのは、発信した人のところに集まってくるものなんです
池内ひろ美
http://www.ikeuchi.com/rikon/

☆表現ってのは、自分のDNAをばらまきたいわけですよね。
 そして、「あ、同じ」と言い合いたいわけです
糸井重里
http://www.1101.com/index0.html

☆インターネットは(中略)きれいなものを見て感動するというよりも、
 生きている間に溜まってしまった汚物を一緒に見て「私も同じだよ」と言い合える場です。
 (中略)肥やしになる汚物を書きたい
村山らむね
http://www.lamune.com/
(この人の「自分自身に情報発信」というのも納得してしまった)

○欠点を詳しく説明して理解して商品を買われたお客さんは、納得ずくで購入してくれる。
 逆に、悪い部分を書かないと評価がおちることにもつながる
佐野吾郎
http://jizake.com/

○リアルな世界よりネットのお客様のほうが偉いじゃないですか。
 情報受信の選択や権限がお客様側にあります。
宮井芳行
http://www.japannetbank.co.jp/

この本をamazonで見ちゃう

2002 6/24
情報関連、メディア論
まろまろヒット率3

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です