逢坂冬馬 『同志少女よ、敵を撃て』 早川書房 2021

第二次世界大戦中のソ連、少女セラフィマが暮らす小さな村は、ドイツ兵による襲撃を受けた。
村を襲ったドイツ兵、中でも母を射った狙撃兵、そして遺体を焼いたイリーナ教官への復讐を誓った少女セラフィマは、狙撃兵となべく訓練を受ける。
少女セラフィマは、共に狙撃を学んだ仲間と共に独ソ戦の激戦区、スターリングラードの戦いに投入され、そこで本当の敵と対峙していく…

女性狙撃兵を主役にする、狙撃兵同士の戦い、とういうのは、よくある設定なものの、狙撃銃をはじめとした兵器の記述や戦闘の描写が丁寧で、読んでいて引き込まれる。
また、第二次世界大戦中の特に激戦であった独ソ戦を通して、人にとって敵とは何なのか、生きるとか何なのか、を問いかけようとしているように読み取れた。

そうした本筋と共に、昔からロシア文学が好きで (ただし翻訳版) 、戦略シミュレーションゲームでもソ連をよく選択していて、今でも歌の「インターナショナル (Интернационал) 」を口ずさむことがあるくらい、旧ソ連の雰囲気が好きな自分※にとって、世界観が馴染みやすかった一冊。
(※:思想信条は関係なし)

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2024 8/21
小説、戦記、狙撃兵、第二次世界大戦、独ソ戦
まろまろヒット率3

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