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吉川弘文館は、1857(安政4)年創業。現存する出版社の中で
最も長い歴史を誇ります。

1857年、創業者の吉川半七は奉公していた玉養堂から独立し、
書物の仲買業を始めます。その後、1863年に姉の嫁ぎ先である
貸本屋の近江屋嘉兵衛を継ぎ、近江屋半七と名乗り始めます。

1870年、吉川は京橋に新しい店舗・吉川書房を開店します。この
書店は和漢書から西洋の翻訳書に至るまで取り揃えた総合書店であり、
階上には「来読貸観所」という名の書物展覧所(有料)を設け、
広く内外の書籍を集め、紹介しました。これは、今で言う図書館の
はしりのようなものです。

1877年に吉川書房は出版業に進出。
田口卯吉の企画により編纂された「国史大系」全33巻、「古事類苑」普及版
全51巻などの大著作を得意としていました。また、近代的な国語辞書の
パイオニアである「言海」も、ここから刊行されました。

その後、1949年に株式会社に改組して再発足。今でも「人物叢書」シリーズや
「新訂増補国史大系」など、日本史、考古学の専門家を唸らせる良書を
刊行し続けています。

㈱吉川弘文館
〒113-0033 東京都文京区本郷7-2-8
TEL 03-3813-9151 FAX 03-3812-3544
地図

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2006年07月25日 16:16に投稿されたエントリーのページです。

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