『新約 君主論』、『君主論』 (既読) などから、マキアヴェッリ (マキャベリ) の『君主論』の言葉を、子供が読んでも分かるように解説した一冊。
まず、「学校でおそわることのない”世の中のホント”がたくさんつまっています!」と、監修者が帯に書いているように、『君主論』を児童書としたことに斬新さを感じた。
個人的にも、これまで『君主論』や『マキアヴェッリ語録』を読んできたので、この帯を見た時は「そりゃ日本の学校教育では教えんやろ」と感じた。
これは、この本の「おわりに」の後に、「おとなのみなさんへ」として、監修者が…
「お子さんを取り巻く環境は、おとなと同じようにきびしさにあふれています」
「おとなはもっとこどもを信じて”世の中のホント”を知らせてもいいのではないか」
…と、述べていることから、あえて挑戦した意図がうかがわれる。
特に、以下の2つは、マキアヴェッリが大切にした考えだろうと想像して、印象に残った。
◯やさしさときびしさは、バランスがたいせつ。愛されながら恐れられる存在になろう。
<(新しい君主に必要なことは、) 民衆から愛されるとともに恐れられること、…厳格であると同時に、丁重で寛大で、闊達であること、…>
◯運命だって、自分しだい!ふりまわされず、思い描いた未来を手に入れよう!
<かりに運命が人間活動の半分を、思いのままに裁定しえたとしても、少なくともあとの半分か、半分近くは、運命がわれわれの支配にまかせてくれている…>
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2024 6/11
児童書、哲学、思想、政治学、マキャベリズム
まろまろヒット率3