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郁文堂は、1899年に大井久五郎により設立された出版社です。
設立当初は郁文堂書店という社名でドイツ語学書の出版を専門に行っていましたが、
大正期より語学書以外の出版物にも取り組み、「独和対訳小品集」「独逸語論説文庫」
などのシリーズを刊行。ハイネ、ゲーテ、アンデルセン、ショーペンハウエル、シュトルムなど
ドイツ語圏の作家たちの名作群を精力的に世に送り出しました。
(※アンデルセンはデンマーク人ですが、彼の作品はドイツでまず認められ、ドイツ語を
通じて全世界へと知られるようになったため、郁文堂でも著作の刊行がありました)

現在でもドイツ語の教科書、参考書、辞書、ドイツ文学の研究書を中心に刊行して
いるほか、ドイツ語原書の取扱いも行っています。
また、英語の参考書や海外のトラベルガイドなども出していますが、それでもやはり
「ドイツ語学書の出版社」というイメージが強くあります。
学会誌「ドイツ文学」を刊行している日本独文学会が一時期事務局を同社内に
設けていたりもしていました。

ちなみに郁文堂の現社屋は大正12年に銀行として建てられたものです。重厚で
なかなか趣のある建築で必見です。出版社探訪の際に、是非ご覧になって下さい。

㈱郁文堂
〒113-0033 文京区本郷5-30-21
TEL 03-3814-5571 FAX 03-3814-5576
地図

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2006年08月30日 21:20に投稿されたエントリーのページです。

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