雪に閉ざされた山奥の硝子の館で、不可解な連続殺人が起こる。
それらすべてが密室だった。
その場に居合わせた名探偵を名乗る人物と医師が、ホームズとワトソンのように謎解きに挑む…
よくあるミステリー小説のような事態や仕掛けに対して、登場人物たちが有名なミステリー小説を引用しながら、謎解きが進んでいくのが、物語の軸になっている。
様々なミステリー小説が引用されるので、ミステリー小説好きには、ちょっと嬉しい内容になっている。
結末は、ミステリー物語を物語として俯瞰して終わる。
いわゆるメタ認知 (metacognition) を応用したもので、新しさを感じた。
例えば、物語の中では、「硝子館の殺人」と呼ばれていたものが、本の題名では『硝子の塔の殺人』であることが大きなヒントになっているところなど、よく設定が練られていると感じた。
ただ、メタ認知を応用した設定以外は、結末にそれほどの驚きは無く、感銘を受けることはそれほどなかった。
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2026 6/1
小説、ミステリー
まろまろヒット率3