『機動警察パトレイバー劇場版』(映画)01.09.07


1999年、東京湾開発計画バビロン・プロジェクトの現場で、あるプログラマーが飛び降りた。
それは作業用ロボットの多発暴走事件のはじまりだった・・・

コンピュータウィルスによる汎用型ロボットの暴走をえがいた、押井守監督による1989年公開の劇場作品。
いわゆるP1と呼ばれるもの。
作品としては断然『劇場版パトレイバー2』(P2)の方が有名な上に、すでに昔観ていたはずだけど、なぜか記憶に無かったのでコンテンツ創造科学の絡みで再観。

消えてゆく東京の下町の風景をえがきながら、都市の物悲しさをえがく押井監督の得意技はさすが。
中でも後藤隊長が「やつはそんなロマンチックな男じゃないよ。(略)おそらくあいつは俺たち、いやこの街に住むすべての人間を嘲笑しながら飛び降りたに違いないよ」と言ってニヤリとするシーンが印象深い。
P2で最高潮になる、押井さんの後藤隊長への愛を感じてしまった。

ただ、エンディングの終わり方はいまいちだった。

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2007 1/9
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『シンドバッド7回目の航海』(映画)12.27.06


小人にされてしまった婚約者を救うため、船乗りシンドバッドは危険な島に旅立つ・・・

海洋冒険映画の傑作とされる、1958年のレイ・ハリーハウゼン監督作品。
タイトル通り『アラビアンナイト』を元にしていている。
ただ、シンドバッド物語で有名な巨人や巨鳥のエピソードは組み込んでいるものの、魔法のランプの内容も入っているなど、ストーリーは映画オリジナルの要素が大きい。
ダイナメーションを駆使した特撮の名監督として知られるレイ・ハリーハウゼンの代表作だけあって、今観ても迫力のあるシーンがあった。

ちなみに邦題は「シンドバッド七回目の冒険」と表記されることもある。

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2006 12/27
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『東京物語』(映画)12.21.06


1953年の小津安二郎監督作品。

尾道に暮らす老夫婦は、東京に住む子供たちを訪ねて上京する。
すでに独立してそれぞれの生活を営む子供たちは歓迎しながらも、厄介な本音が見え隠れしていた・・・

家族のつながりのはかなさ、独立することのさみしさを見事にえがいている作品。
次男の未亡人、平山紀子役の原節子が特に印象深い。
これは家族萌え映画ではなく、節子萌え映画だと感じた。

ちなみにこの映画は小津安二郎の代表作品としての評価が高く、今でもファンが多いことで知られている。
(ナタリー・ポートマンもファンらしい)

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2006 12/21
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『マーズ・アタック!』(映画)12.14.06


ティム・バートン監督による1996年のSF映画。
原題は”Mars Attacks!”。

文字通り火星人の襲来をコメディタッチでえがいている。
1950~60年代のSF映画をパロディ化しているいわばB級作品だけど、俳優陣はすごく豪華。
ハリウッドスターたちが、コミカルにバッタバッタと死んでいく姿はある意味ですごい。
豪華な素材を使ったB級作品として印象深い。

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2006 12/14
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『スターシップ・トゥルーパーズ』(映画)12.12.06


地球人類と昆虫型宇宙生物(アラクニド・バグズ)との宇宙戦争をえがいた、1998年のポール・バーホーベン監督作品。
原題は”Starship Troopers”。

内容はあっけらかんとした青春ドラマを基本に、グログロな戦闘描写を織り交ぜている。
ある意味で戦争に対する皮肉に満ちた作品だけど、B級SF映画の傑作というだけあってありえない設定やバカバカしいシーンも見所の一つ。

ちなみに原作はロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』ということになっているけど、原作と映画との内容はかなり違うらしい。

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2006 12/12
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『ほしのこえ』(映画)12.11.06


深海誠の脚本、監督、映像による2002年公開のアニメ。
世界的には英題”The voices of a distant star”で知られる。

宇宙と地球とにわかれた二人の携帯メールのやり取りを中心に、距離と時間が離れていくことの切なさをテーマにえがいている。
音以外のほとんどを新海誠が一人で製作したものだけど、インディーズアニメ(同人アニメ)の最高峰といわれるだけあってぐいぐい引き込まれた。

「光の速さで8年かかる距離なんて、永遠ていうのと何も変わらない」という台詞が一番印象に残った。
アニメに対してありえない設定だとか大人気ない突っ込みさえしなければ、切なさがぎゅっとつまった約25分間にひたれる作品。

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2006 12/11
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『デイ・アフター・トゥモロー』(映画)12.08.06


古代気候学者ジャック・ホールは、大規模な気候変動が今後起こりうることを学会で発表する。
その直後、世界各地で異常気象が続き、北半球は急速な勢いで一万年前と同じ氷河期に入っていく・・・

原題”THE DAY AFTER TOMORROW”として2004年に公開されたローランド・エメリッヒ監督作品。
ローランド・エメリッヒの作品は前半すごくて、後半ダレダレになるものが多いけれど、この作品は最後まで緊張感が続いて観ることができた。
気象変動を止めるという荒唐無稽な話ではなく、家族を救いに行くという話だからだろうか。
それでも十分に無理矢理な話だけど、クライシス・ムービー(危機もの)好きとしては楽しめた。

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2006 12/8
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『戦艦ポチョムキン』(映画)11.17.06


戦艦ポチョムキンの反乱(ポチョムキン号事件、1905年)をえがいた1925年の無声映画。
監督はモンタージュ理論を提唱&実行して、映画技法の父と呼ばれるセルゲイ・エイゼンシュテイン。
後の時代の作品に与えた影響から映画史上でも指折りの名作とされている。

今回は「映画史上最も有名な6分間」と言われるオデッサの階段シーンを観るために、コンテンツ創造科学で鑑賞。
ストーリーは典型的なプロパガンダ映画だけど演出は迫力があって、
乳母車が階段から落ちていくお目当てのオデッサの階段シーンも気分が悪くなりそうだった。
それが演出の巧さ(&プロパガンダの上手さ)なんだろう。

ちなみに事実を元にしているものの、ソ連時代のプロパガンダ映画なので特に後半部分はかなり事実とは違っている。

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2006 11/17
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『七人の侍』 (映画)11.14.06


1954年公開の黒澤明監督作品。

戦国時代、野武士に襲われた農民たちが浪人を雇う。
そこには個性豊かな7人の侍たちが集まった・・・

公開から50年以上たった今では、20世紀を代表する娯楽映画の名作として評価されている作品。
今回、コンテンツ創造科学の流れで観てみると確かに引き込まれるような迫力を感じた。
活きき活きとした登場人物たちにも魅力を感じた。
直接・間接問わず多くの映画作品に影響を与えているのも納得の一作。

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2006 11/14
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『ロケット』(映画)10.26.06


第19回東京国際映画祭コンペティション部門出展作品、原題は”The Rocket”。
コンテンツ創造の流れで東急文化村オーチャードホールにて鑑賞。

1940~1950年代に活躍したフランス系カナダ人のアイスホッケー選手モーリス・リシャール(あだ名は”ロケット”)の半生をえがいた作品。
氷上の格闘技と言われる激しい試合風景を盛り込んだスポーツドラマを軸にして、当時のフレンチカナディアンたちが置かれていた状況を豊富に組み込んでいる。

前半は映像の迫力もあって引き込まれたけど、後半に中だるみを感じてしまった。
観終わってからのティーチインも、質問がいまいちなものが多かったためか思ったよりも盛り上がらなかった。

2006 10/26
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