Archive for the ‘海洋・海賊もの’





『海のサムライたち』 白石一郎著 文藝春秋  200408.04.07

新システム;WordPressME2.2.1でmaromaro.comをカスタマイズ中のまろまろです。

さてさて、『海のサムライ』白石一郎著(文藝春秋)2004。

海洋歴史小説で有名な著者による、海に生きた武士たちの列伝。
もともと海を舞台にした人々は、残っている資料が少ない。
この本で取り上げられている九鬼嘉隆や小西行長などの大名クラスでも、よく分からない点が多い。
そんな中で、できるだけ資料を元にして海に生きた武士たちにスポットを当てている一冊。

読んでみると、日本の海上交通の中心となる瀬戸内海で活躍した武士たちだけでなく、
タイの王族になった山田長政や明の再興に賭けた鄭成功なども取り上げられている。
特に徳川家康の外交顧問として旗本になった三浦按針(ウィリアム・アダムス)の数奇な人生に興味を持った。

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2007 8/4
歴史、海洋・海賊もの
まろまろヒット率3

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『船乗りシンドバッドと軽子のシンドバッド』 リチャード・F. バートン原典訳、大場正史日本語訳、古沢岩美イラスト ちくま文庫『バートン版 千夜一夜物語』第七巻より 200406.01.06

まろまろ@いま書店に並んでいる幻冬舎『世界の山ちゃん伝説』に僕のインタビューが載ってマッスル。

さて、『船乗りシンドバッドと軽子のシンドバッド』リチャード・F. バートン原典訳、大場正史日本語訳、古沢岩美イラスト
(ちくま文庫)『バートン版 千夜一夜物語』第七巻より(2004)。

シンドバッドの原典が読みたくて手に取ったバートン版千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)の第五百三十七夜から第五百六十六夜まで。
もちろん原典と言っても、シンドバッドの物語自体が色々な海洋物語・伝説を集約したものだし、
派生型も多くて本当の意味でのオリジナル原著に当たるものは無い。
ただ、このバートン版はかなり原形を留めているとされていて、第七回目の航海についてはカルカッタ版も載せられているので信頼性も高い。

実際に読んでみると・・・原典のシンドバッドは人を殺しすぎ(笑)
確かにこのままでは子供向けにはできないのがよくわかる。
ただ、その分生々しいシンドバッドの冒険伝説が活き活きとえがかれていて躍動感があった。
また、解釈や考察を加えているバートンの注釈も興味を持てた(この本で竜涎香などの希少品のことを知った)ので、
169ページにわたる長編物語なのにあっという間に読むことができた。

読み終えてみると毎回苦難に遭って「二度と航海には出ない」と心に誓いながらも、
その都度航海に出てしまうシンドバッドに微笑ましさを感じたし、
どこか親近感のようなものを感じたりもした。

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2006 6/1
小説、寓話、海洋もの
まろまろヒット率3
アラビア ロマン

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『シンドバッドのさいごの航海』 ルドミラ・ゼーマン文・絵、脇明子訳 岩波書店 200205.11.06

人生で一番やってはいけないことの一つ=お財布を洗濯してしまった・・・
「そして、僕は途方にくれる」の金色鍋生です(T_T)

さて、『シンドバッドのさいごの航海』ルドミラ・ゼーマン文・絵、脇明子訳(岩波書店)2002。

シンドバッド最後の航海の部分を絵本にした『シンドバッドの冒険』シリーズ三部作の完結編。
原題は” Sindbad’s Secret “。
原題にあるようにシンドバッドの謎が明らかになる。
シンドバッドが持ち帰った最大の宝物とはいったい何だったのか?
・・・1作目より2作目が、そして2作目よりこの3作目の方が面白く、尻上がり的に楽しめた。

もともとシンドバッド物語はさまざまな地域で語り継がれてきた冒険物語なので、
『千夜一夜物語』にまとめられている話の中でもいろいろな派生型がある。
(一説にはシンドバッド物語は中国発祥の物語という説まである)
いろんな人たちが自分たちの夢や希望をつめて語り継いだ、シンドバッド物語の性格が感じられる絵本三部作だった。

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2006 5/11
絵本、海洋もの
まろまろヒット率3
アラビア ロマン

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『シンドバッドと怪物の島』 ルドミラ・ゼーマン文・絵、脇明子訳 岩波書店 200205.10.06

らぶナベ@文京ごはんをblog風に変更してみました→http://maromaro.com/archive/category/gohan
先月の文京ごはんデリシャスランキングを配信するメルマガもやってます→http://bunkyo.yosihiro.net/?eid=131524

さて、『シンドバッドと怪物の島』ルドミラ・ゼーマン文・絵、脇明子訳(岩波書店)2002。

絵本『シンドバッドの冒険』の続編。
シンドバッド第3回目の航海を取り上げている。
原題は”Sindbad in the Land of Giants”。

前作よりも面白くて、大蛇や怪物の危機をくぐりぬけるコミカルさが楽しめる。
「もう二度と航海には出ない」と心に決めたシンドバッドが再び航海に出るおちゃめさが伝わってくる一冊。

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2006 5/10
絵本、海洋もの
まろまろヒット率3
アラビア ロマン

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『シンドバッドの冒険』 ルドミラ・ゼーマン文・絵、脇明子訳 岩波書店 200205.09.06

バートン版の『千夜一夜物語』がちくま文庫で再版されたらしいので読んでみようと思う、
らぶナベ@しかしブックカバー必須の表紙ですな(^^;

さて、『シンドバッドの冒険』ルドミラ・ゼーマン文・絵、脇明子訳(岩波書店)2002。

『千夜一夜物語』(アラビアンナイト)の中でも一番有名な話の一つ、「シンドバッドの冒険」の絵本。
原題は”Sindbad: From the Tales of the Thousand and One Nights”。

この本ではシンドバッド7回の航海のうち第1回と第2回の航海をまとめて一本化している。
大型絵本なので、細密画を意識して書かれた絵も含めてはっきりと読める一冊。

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2006 5/9
絵本、海洋もの
まろまろヒット率3
アラビア ロマン

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『海賊モア船長の憂鬱』 多島斗志之著 集英社 200502.01.06

海洋深層水のお風呂に入れる三浦半島の観音崎にある「スパッソ」にいってきた、
らぶナベ@お肌ツルツルさんいなりました(^_-)

さて、『海賊モア船長の憂鬱』多島斗志之著(集英社)2005。
以前読んだ『海賊モア船長の遍歴』の続編。

ロンドンの東インド会社本社に勤務するマイケル・クレイは、失踪事件を調査するためにインドのマドラスに向かう。
失踪の謎にはジェームズ・モア率いる海賊団、マドラス長官トマス・ピット、オランダ東インド会社、フランスなどが複雑に絡んでいた・・・

失踪事件の捜査を物語の主軸に、18世紀初頭のインド洋をめぐる列強のパワーバランス、海軍の洋上生活、そして海戦をえがいている。
続編といっても主軸になる人物が違うし、前作は純粋に海洋小説だったけど今回は捜査や陰謀などのミステリー部分が大きい。
前作に比べるとハラハラが少なくなっていたのが少し残念。
何年後かに出るこのまた続編へのつなぎか?

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2006 2/1
小説、海賊もの、歴史
まろまろヒット率3

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『海賊モア船長の遍歴』 多島斗志之著 中公文庫 200101.04.06

らぶナベ@本年もよろしくお願いシマウマ。

さて、2006年の最初に読んだ本は、『海賊モア船長の遍歴』多島斗志之著(中公文庫)2001。

主人公ジェームズ・モアはかつて東インド会社の航海士だったが、不可解な巡り合わせと不運で凋落していた。
そのモアが海賊討伐に出航するアドヴェンチャー・ギャレー号(キッド船長)に乗り込むことから物語がはじまる・・・

海賊ものの傑作と前から耳にしていたので、年始に読んでみた一冊。
17世紀末のインド洋を舞台に、船中での人間模様、過去をめぐる謎をえがきながら、
商船への襲撃、軍艦との海戦、海賊同士の争いなどのメインストーリーが進んでいく。

しっかりした時代考証、個性的な登場人物たちの活躍、海戦での頭脳戦など読みどころは多いけど、
特に印象に残ったのは、主人公モアとマドラス長官トマス・ピットとのやりとりだ。
トマス・ピットの書斎にあったモンテーニュの『随想録(エセー)』の中の、
「物陰で狡猾におこなわれる不正よりも、はっきりと表立ってなされる不正のほうをまだしも許容する」
という一文に「同感なり」という書き込みが添えられていたのをモアが発見するシーンは、
二人の間に芽生えた友情のようなものの背景がわかって印象深い。

上下二段式の長編だけど、展開が早い上に章立てがわかりやすいでサクサク読める一冊。

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2006 1/4
歴史小説、海賊もの
まろまろヒット率3

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『海賊キャプテン・ドレーク―イギリスを救った海の英雄』 杉浦昭典著 中公新書 198708.22.05

万博ではマイナーな国々の料理を食べまくった、らぶナベです。

さて、『海賊キャプテン・ドレーク―イギリスを救った海の英雄』杉浦昭典著(中公新書)1987。

16世紀イギリスの海賊、後に提督として活躍したフランシス・ドレークを取り上げた歴史本。
正確に言うとドレークは完全に無法な海賊(pirate)というより、
敵国の船に対する私掠特許状を与えられた私掠船(privateer)の船長だ。
ナイトの称号を与えられたりプリマス市長も勤めたように、
彼はイギリス国内では彼は合法的な存在だった。

でも敵国、特に当時イギリスと覇権を争っていたスペインにとっては彼の経歴は海賊そのもの。
スペインの商船や植民地を襲いながらマゼラン隊に続いて世界史上2番目の世界一周を達成。
(その過程でホーン岬とドレーク海峡を発見)
スペインとの戦いではイギリス艦隊の実質的な指揮を取り、
カディス湾の奥まで進入してスペイン艦隊を奇襲(1587年)。
さらにスペイン艦隊との決戦であるアルマダ海戦では、
得意の焼き討ちで当時世界最強といわれた無敵艦隊(アルマダ)を壊滅させる(1588年)。
最後は洋上で生涯を終える彼は、史上もっとも成功した海賊といえるだろう。

奇襲や焼き討ちなどのB級なゲリラ戦術を得意とする一方で、
世界一周を達成するほどの大きな冒険心と実行力があって、指揮もうまい。
彼は二流国家時代はB級戦術で勝ち上がってきたイギリスの象徴的な存在ともいえる。
裏技が得意なのに正攻法もできるというまさに僕好みの人物だ。
ドレークの元上司で後にライバルとなるジョン・ホーキンズも魅力的な人物だし、
彼の人生を知るにしたがってすっかり彼と彼の活躍した時代を好きになってしまった。
逆にエリザベス1世のことがかなり嫌いになってしまったけど(^^;

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2005 8/22
歴史、海賊もの
まろまろヒット率4

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『世界史に消えた海賊』 武光誠著 青春出版社 200408.10.05

らぶナベ@「海賊もの」カテゴリ創設中です。

さて、『世界史に消えた海賊』武光誠著(青春出版社)2004。

16世紀~18世紀に大西洋で活躍した海賊を中心に取り上げた一冊。
ヨーロッパ列強の覇権争いの中で勃興し変遷していった海賊の歴史的な役割を述べている。

特にカリブ海海賊の最盛期である1700~1720年代の「幸運の紳士の時代」では、
バーソロミュー・ロバーツやロング・ベン・エイヴァリなどの
魅力的な海賊船船長が取り上げられていたのに興味を持った。

ただ、だいたいが既に知っていたことばかりだったのでそれほど面白くはなかった。

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2005 8/10
歴史、海賊もの
まろまろヒット率2

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『海賊日誌』 リチャード・プラット文、クリス・リデル絵、長友恵子訳 岩波書店 200308.09.05

ある自己紹介で自分の特徴を「特に野心は無いが胡散臭い」と書いたら大受けした、
らぶナベ@我ながらそんなに的確な自己分析だったとは・・・(T_T)

さて、『海賊日誌』リチャード・プラット文、クリス・リデル絵、長友恵子訳(岩波書店)2003。

海賊行為に巻き込まれて海賊の一員として生活をおくることになった、
10歳の少年ジェイク・カーペンターの航海日誌を物語にしている大型絵本。
原題は”PIRATE DIARY : The Journal of Jake Carpenter”で、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品。

物語の舞台となるのはアメリカ独立戦争前の大西洋。
1716年9月23日~1717年5月22日までの航海日誌になっているが、
時代考証がしっかりとされていてその当時の洋上生活をかなり正確に再現している。
(参考文献も豊富)
大型絵本なので船内図をながめるだけでも迫力があっておもしろい。

巻末には物語の時代背景の説明や、海賊の歴史についてのかなりしっかりした記述がある上に、
時代考証に忠実なので残酷なシーンもあるので絵本とはいえあまり子供向けでは無さそう。

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2005 8/9
絵本、海賊もの
まろまろヒット率3

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