Archive for the ‘経営学’





『リーダーシップ―アメリカ海軍士官候補生読本』 アメリカ海軍協会著、武田文男・野中郁次郎訳 生産性出版 198105.09.97

原題『NAVAL LEADERSHIP』by「United States Naval institute」

アメリカ初のノーベル賞科学者アルバート・ミケルソン、
戦略研究者アルフレッド・マハン、大統領ジミー・カーターを排出した
アメリカ海軍兵学校の教科書。
海軍の教科書らしくリーダーシップについて厳密な定義と
緻密な説明がされている。

リーダーシップの概念(第一章)
心理学研究の歴史的背景(第二章)
集団の構造と機能(第四章)
リーダーシップのダイナミックな特性(第八章)
・・・の四つの章が印象に残り、特に第一、第八章が
この本の根幹をなすと思う。
また、前書きにある「生々しい人間という要素に注目するのが
リーダーシップの特徴」という箇所が気になっている。
興味深いのは「海軍において最も重要な要素は人間」と断言している
ところで、非常にシステマティック、ハイテクノロジーで知られる
アメリカ海軍でさえ、
「要素として人間は最重要」としているところが印象深い。

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1997 5/9
リーダーシップ論
まろまろヒット率3

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『問題解決プロフェッショナル』 斉藤嘉則著(グロービス監修) ダイアモンド社 199704.27.97

経験論、精神論中心になりがちな問題への対処をかなりの
普遍性、科学性を持って書かれている。
特に第一章思考編(「ゼロベース思考」と「仮説思考」)
第二章技術編(「MECE」と「ロジックツリー」)
第三章プロセス編(「ソリューションシステム」)には眼から鱗が落ちる。
とりあえず現時点での結論を出し、それに対してアクションを起こす
「仮説思考」のところで「so what」を繰り返す技術(「ロジックツリー」に
関しては「so how」になる)はすぐ活用できると思う。

すぐに利用できるテクニック的なものが多かったが、
問題解決に対する姿勢のところで
とりあえず対策を連発するショットガン型、
(緊急の危機的状況下で有効らしい)
じっくりとターゲットをしぼってから初めて発射するスナイパー型、
いったん仮の目標を立てて発射して進んでいく中で軌道修正していく
自己追尾ミサイル型、という例えはおもしろくて笑えた(^^)

「分析とは何らかの仮説を立てること」や「戦略とは単純明快なほど良い、
しょせんは人間がおこなうことなので、あまり複雑で難しいと実行が
困難になるからだ」などの示唆に富むとこも多く、再読に十二分に値する。

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1997 4/27
問題対処法、経営学
まろまろヒット率5

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『図解リーダーシップ』 新将命著 日本実業出版社 199504.20.97

リーダーシップのイメージをつかむために読んだ本。
予想どおりこうしたビジネス本によく見られる特徴で非科学的、
過剰に経験論的な部分もけっこうあったが、
示唆にとんでいたり良い表現をしているところも多かった。

特に印象の残ったのはマネイジャーリーダーとの違いのところで
「マネイジャーとは『正しくやる』」ことに主眼をおき、
「リーダーとは『正しいことをやる』」ことに主眼をおく。
「文化とは習慣の総和なり」
「ヘッドシップとリーダーシップとの違いは自分の上の人間にも
影響力を発揮できるかどうか」
「リーダーとは平凡な人に非凡な仕事をさせる人」
「代替案を伴わない批判は単なる誹謗にしか過ぎない」

それと最後のページにのっていた著者の好きな言葉でも良いのがあった、
覚えておこう(^^)
「コツコツカツ(勝つ)コツ」
「月が消えたら星をさがせ」
「肯定、肯定、また肯定!」

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1997 4/20
リーダーシップ論
まろまろヒット率3

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『現代の企業経営を学ぶ―経営学入門』 笹川儀三郎ほか著 ミネルヴァ書房 199601.26.97

「マネイジメント論」テキスト。同じミネルヴァ書房から出版
されている同じような題名の本(『現代の企業経営』)と間違えた本。
第一編:企業経営の仕組みを知る
第二編:企業経営の現状を探る
第三編:経営学の流れを追う・・・から成っている。
第一、二編は面白くなかったが、第三編はとても面白かった!
テイラーの科学的管理法やファヨールの管理学説から始まり、
そこに人間関係論の側面を加えたメイヨー、レスリスバーガーの
公・非組織論。これらを総合的に統合したバーナードの組織論、
この論では「有効性」と「能率」のバランスによって組織の存続条件が
成り立っているとする。また、いままでの「上位権限説」を
「権限受容説」へと転換したのが彼の功績。
そして人の心にある「無関心圏」にも注目したのも有名。
このバーナードの組織論にのっとった管理学にモティヴェーションの概念を
入れたのが、マズロー(「自己実現人モデル」)、
アルダーファー(「ERG理論」)、ハーズバーグ(「衛生要因」と
「動機づけ要因」からモティベーションは成り立つ)、
ブルーム(「期待理論」)などが、行動科学を管理学に組み入れた。
人間を静的にとらえる行動科学を発展させて人間を動的にとらえる
人的資源管理論がアージリス(「内部適応」と「外部順応」)と
マグレガー(「X理論、Y理論」)によって確立された流れが
とても面白かった。
組織を構成する人間を「経済人」から「前期社会人(人間関係論)」から
「後期社会人(自己実現論)」、そして「多面的人間」へと、
研究が進むたびに人間の見方が複雑かつ深くなっていくのが、
一種皮肉でもある。

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1997 1/26
経営学、組織論
まろまろヒット率3

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『経営破壊』 トム・ピーターズ著 TBSブリタニカ 199409.27.96

細井助教授が「現代企業論」で奨めていた本のリストで
一番惹かれた本の一つ。
マレーシア帰りの感染症のため緊急入院中に読んだ。
いかにもアメリカのコンサルトらしくかなり過激な強調が
目立ってちょっとうさんくさい(笑)が多くの実例、
名言などを引用しているため説得力がありなによりみずみずしい本。

特に感心したり、これは使えると思ったところは・・・
「年に四回履歴書を書いてみる」
=これは自己生涯学習を客観的に見るために使える方法。

また、「過去一年間に学んだことを具体的に説明し、
一年前に比べ自分の価値がどれだけ増したかを具体的に示す」
・・・これには付属があって・・・
「自分のネットワークで新たに開発した人脈を示す」と
「1:今年になって自分がした一番風変わりなこと
2:自分がトライしてみたいクレージーなこと
3:自分がおかした一番奇抜な失敗
4:ばかばかしいと思う会社(コミュニティーでも可だろう)の
ルールを5つ」を一緒に書いてみるのを勧めている。
確かに年に一回実際に書いてみるのもとても有益かつ
人生の財産になるだろう。さっそくパクらしてもらおう(^^)

「真面目くさった面白味を表現できない人間が
『自由に、エキサイティングに、創造的に!』と叫んでも説得力は全く無い、
故に多くの改革は失敗する」なるほど言えてる、言えてる。
そういう人間に限って「どうしてもっとみんなエキサイティングに
ならないだ!」と憤慨する、おまえが一番エキサイティング
という言葉から遠いからや(^_^)

「誰もやっていないからといって不可能なわけではない
(元MSIのCEOビル・マガウアン)」これは有り触れた言葉だけど
この人が言ったセリフということで感動する。

そして最後に著者が有力な革命的リーダーから学んだ5つをまとめると・・・
「全速力でぶっ飛ばす(マイク・ウォルシュ)」
「行動だ(エド・マクラッケン)」
「失敗を歓迎する(リチャード・ブラウン)」
「気の抜けた返事はゴメン(山内博)」
「混乱のさなかの集中(ロジャー・ミリケン)」
・・・ということらしい。たしかに最後の言葉は
「混乱の中で集中できた者こそ混乱を乗り越えられる」
という言葉に似ていてうれしい。

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1996 9/27
経営学
まろまろヒット率4

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『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』 戸部良一、野中郁次郎他著 ダイアモンド社 198405.07.96

目から鱗が落ちるどころか眼球まで落ちるような(笑)ほど
インパクトがあり面白かったです!
今まで断片的に聞いていた日本的組織の特徴、
戦前の帝国軍組織と現代組織との類似性などがとても明確に体系的に、
なおかつわかりやすく書かれていて読んでいて壮快感さえ感じました!
第一章の「失敗の事例研究」も個人的趣味のため(^^)面白く読めましたが
何より第二章「失敗の本質」、第三章「失敗の教訓」が
とても参考になりました。

特にアメリカ軍との対比で帰納的戦略、一点豪華主義、
人的ネットワーク・プロセス、学習破棄(unlearning)、
single loop learningなどのキーワードだけでも
それぞれ一冊の本に値するのでは?
例えば「single loop learning」をとりわけ強調してきた
学校教育の限界などについては今、
タイムリーな学校教育の変革のキーワードでもあるわけですよね。
また、進化論的な視野から見た環境適応で「適応は適応能力を締め出す」
(adaptation precludes adaptability)という一言がとても印象に残りました。
これから引用などにばんばん利用させてもらいましょう。(^o^)

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1996 5/7
組織論、戦略論、歴史、教育学、政治学、意思決定論、経営学
まろまろヒット率5

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『インターネット・ワールド―米国シリコンバレーより』 黒田豊著 丸善ライブラリー 199509.21.95

ビジネスパーソン向けの本。「だからなんだ?」という感じ。

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1995 9/21
情報関係、経営学
まろまろヒット率1
マスコミ キャリア

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