Archive for the ‘経営学’


『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』 林總著 ダイヤモンド社 200608.05.08

特命係長プレイ中にいつも舌を噛んでしまうのは、「非嫡出子」(ひちゃくしゅつし)と”Avril Lavigne”(アヴリルラヴィン)のまろまろです。

さて、『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』林總著(ダイヤモンド社)2006。

研究室の同僚だったSASSERが大阪に来た時に手土産としてプレゼントしれくれた一冊。
(本をお土産にしてくれるとはさすがまろみあん)

内容は、親の跡を継いだ新米女性社長が会計の専門家と対話しながら会社を再建していくという物語を軸に、
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の読み方などの会計の基本を解説する一冊。
巻末には用語解説もあるので、通して読めば会計的な視点で経営を学ぶことができるようになっている。

読んでいて興味を持ったのは、会社の活動を「現金を使って現金を作ること」と定義して、
「バランスシート(貸借対照表)の左側は現金製造器(固定資産)とその中身(在庫と売掛金)」と説明しているところだ。
固定資産=現金製造器、在庫+売掛金=その中身、というのは言い得て妙だなと感じた。

また、「会計数値=主観が入り込んだ要約された近似値」ということを繰り返し強調して、
粉飾決算の事例や逆粉飾も取り上げているのにも興味を持った。

ちなみに『ブスの瞳に恋してる』(ブス恋)がブスより美人を選ぶことは決してないように、
高級フレンチが餃子屋より儲からないのはタイトルから分かってしまう(w
第5章で詳しく述べられているように、フランス料理店と餃子屋はそれぞれ固定費と限界利益率の関係から
利益構造が違うので、単純に対比できないものになっている。
第3章のタイトル「大トロはなぜ儲からないか?」の方が本書のタイトルとしてはよかったと思う。

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2008 8/5
会計、経営、ビジネス書
まろまろヒット率3

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『誰も知らない男 なぜイエスは世界一有名になったか』 ブルース・バートン著、小林保彦訳 日本経済新聞社 2005(改訳)01.12.07

気がついたらデート&恋愛ブログとして紹介されていた、まろまろ@「一人歩きしてこそのブランド」とか言いながらも皮肉を感じますな(^^;

さて、『誰も知らない男 なぜイエスは世界一有名になったか』ブルース・バートン著、小林保彦訳(日本経済新聞社)2005(改訳)。

キリスト教を創設した、ナザレのイエスの実像は信仰によって歪曲されている。
彼の実像は、神学がつくりだしたイメージの弱々しく清い聖人ではなく、
実際は力強く、社交的で、ユーモアとリーダーシップに満ちあふれ人物だった。
それは信仰に包まれたイエス像とはまったく違う、”誰も知らない男”なのだ・・・

広告代理店BDO(BBDO)の創業者による、イエスの再評価本。
原題は”The Man Nobody Knows: A Discovery of the Real Jesus” (1924)。
イエスを聖人としてでなく、世界一の広告名人ととらえて、
彼の宗教活動からビジネスのエッセンスを抽出しようとしている意欲作。

特に著者は広告ビジネスの第一人者なので、イエスの広告戦略分析に注目していて、聖書を広告の教科書だと評価しているのが面白い。
たとえば、著者はイエスの広告を1:「イエスは良い広告がニュースであることを知っていた」、
2:「イエスは説教によってではなく奉仕をすることで広告をした」という2点の特徴があることを指摘している。
また、イエスが得意とした例え話からも1:「文章は圧縮する」、2:「言葉は単純にする」、3:「誠実に語る」、
4:「繰り返し伝える」(評判は繰り返しである)という4点の広告理論を導き出している。

信仰心のあまり無い人間からするとごく普通のことかもしれないけど、この本を20世紀前半のアメリカで出した著者の挑戦がすごいなと感じた。

以下はその他のチェックした箇所・・・

○神学が、イエスは生まれながらにして全知全能だったと決めてしまったために、
その生涯が実に味気ないものになってしまった
<第一章 人の上に立つ者>

○重大な任務を負っている人間は、忙しさの中で実にうまく自分を介抱するものだ
→いつでも自分の時間を作り出せるということが、偉人の一つの条件なのかもしれない
<第三章 社交家イエス>

○今は市場の代わりに新聞や雑誌がある(略)記事欄は現代の往来である
<第五章 彼の広告>

○イエスのたとえ話は、広告の教科書どおり→冒頭の一文を読めばその光景が目に浮かぶ
<第五章 彼の広告>

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2007 1/12
宗教、歴史、キリスト教、ビジネス書
まろまろヒット率3

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『ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち』 ロバート・スコーブル+シェル・イスラエル著、酒井泰介訳 日経BP 200610.01.06

携帯電話が水没扱いになってしまったのでナンバーポータビリティ開始前に機種変更してしまった(SH901ic→SH902i)、
まろまろ@まだ携帯カメラの撮影に慣れていないけどごはん日記のコンテンツ創りしてます。

さて、『ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち』
ロバート・スコーブル+シェル・イスラエル著、酒井泰介訳(日経BP)2006。

マイクロソフト社のブロガーとして有名になった著者によるブログ本。
企業ブログやブログを使ったPR、キャンペーンの事例を紹介しながら現在の状況を説明しつつ、ブログのあるべき姿を模索する一冊。
BlogSphere(ブログスフィア、ブログ界)を無視して失敗した事例や、逆にブログを利用して失敗した事例も載っているのが面白い。
原題は“Naked Conversations: How Blogs Are Changing the Way Businesses Talk With Customers”

この本の根底には勧誘電話やダイレクトメールのような土足マーケティングや、CMや広報のようなマス広告への不信がある。
こうした不信を前提にして、双方向性が高く、生の声に近いところからブログによる情報発信は企業活動でも有効だとこの本は主張する。
もちろん他国の事例を紹介する第8章で著者自身も書いているように、情報発信については文化の差が激しいので、
読んでいて同意できない点や馴染まないと思われる点もあったけれど、この本の前提や方法論にはヒントを感じた。

以下はチェックした箇所(一部要約)・・・

○革命的な変化というものはたいてい、ひっそりと忍び寄ってくる
→革命を予言するのは得てして難しいが、革命を無視するのは、たいてい不幸な結果を招く
<第2章 ブログはすべてを変えるか>

○ブログの6本柱
1:公開性がある、2:見つけやすい、3:社会性がある、4:感染性がある、5:シンジケート性(配信性)がある、6:リンクできる
<第2章 ブログはすべてを変えるか>

☆どんな広告やマーケティング・キャンペーンも、友人ほど大きな影響は持ち得ない
→口コミに何より勢いをつけるのは、自分が信頼する人々に対するロイヤリティ(忠誠心)である
<第3章 極め付きの口コミ>

○成功の5つのヒント
1:語れ、売り込むな、2:頻繁に投稿し、面白いものを書け、3:興味のあることについて書け、4:ブログは費用の節約になるが時間がかかる、5:人の話に耳を傾けよ
<第5章 無限のリーチ>

○ブログは管理できないから信用があり、事実に基づいているから持続性があり、会社の製品やサービスについてのコメントに基づいているからパワフルだ
<第7章 PR>

☆リビングルーム・ルール
私の家に招いた客が私や他の客に失礼な振る舞いをしたら、もっと礼儀正しくしてもらうように頼む
→それを聞かなければ帰ってもらう
→ブログも同じ
<第11章 ブログをより良くするには?>

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2006 10/1
情報・メディア、HP・ブログ本、マーケティング本
まろまろヒット率3

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