Archive for the ‘投資’







『[日経225/日経225ミニ]日経先物取引の戦い方』 小竹貫示・持田有紀子著 アスカ・エフ・プロダクツ 200707.01.08

2年ぶりにスタバの株主総会に出席した、まろまろ@今年はバウムクーヘンが出ました(^^)v

さて、『[日経225/日経225ミニ]日経先物取引の戦い方』小竹貫示・持田有紀子著(アスカ・エフ・プロダクツ)2007。

この5月から日経225miniをはじめたので、自分の取引を振り返る目的で手に取った一冊。
そもそも僕が日経平均先物をはじめた理由は・・・
1:日経平均という大きな経済の流れを扱える
2:下落局面でも積極的行動が取れる
3:リスクが明確になっている
・・・という3点から。
特にこれまで現物の株式取引ではスルーしていた機会にアクションを起こせる点に魅力を感じたため。
ある程度慣れて、区切りとなるSQ(Special Quotation)も経験したので復習の意味で読んでみた。

内容は、日経先物取引についての大きな解説と指標の読み方、実務的なテクニカル面まで一通りまとめられている。
特に「市場のことは市場に聞け」という点が強調されている。
指標もファンダメンタルもテクニカルも後付けで説明するためにあるもので、「値だけが全てを語っている」としている点や、「自分の都合に相場は合わせてくれない」という点は時々忘れがちになるので心に留めた。
(分析して先を読まなくてはいけない取引の宿命でもあるけれど)

また、日本の市場の後進性についての指摘も多いのが注目された。
確かに日経平均先物は東京市場がマザーマーケットのはずなのに、シカゴのCME(Chicago Mercantile Exchange)と取引時間の長いシンガポールのSGX(Singapole Exchange)が連携しているため、東京市場は使いにくいものになっている。
Japan Passingの理由はこうした世界に立ち遅れた点にあることは僕も実感しているところなので思わず納得。

読み終えてみると、日経225先物について復習できたし、考えさせられる点もあった。
ただし、こういう本では重要な誤字脱字が目立ったのでまろまろヒット率は低め。

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2008 7/1
投資、実用書、経済
まろまろヒット率2

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『外国為替の知識 』 国際通貨研究所編 日本経済新聞出版社 200711.20.07

まろまろ@趣味は健康と長寿なので126歳まで生きようと思っています(^_-)

さて、そんな『外国為替の知識 < 第2版>』国際通貨研究所編(日本経済新聞出版社)2007。

日経文庫シリーズの外国為替の基本的な解説書。
為替の知識は普段から市況や経済ニュースで触れているものだけど、漏れや誤解があるといけないし、
前に読んだ『為替がわかれば世界がわかる』が中立的では無かったので、
教科書的な手堅い本を読んで自分の知識を体系化させようと手に取った一冊。
ちょうど今年、大幅に改版したという鮮度も選んだ理由の一つになった。

内容は知識の体系化のために読んだこともあって、特に目新しいと思うことは無かった。
ただ、購買力平価説は単純過ぎる欠点はあっても長期的な分析では欠かせないことや、
チャート分析は相場が新しい展開をする時はあまり意味がないというのは、
忘れがちになりやすいけれど重要な点だとあらめて思った。

また、世界最大の外国為替市場は今もぶっちぎりでロンドン市場だけど、その理由の一つにロンドン市場の取引時間が・・・
・アジア・中近東の金融市場の遅い時間
・ヨーロッパの金融市場と同じ時間
・ニューヨーク市場の早い時間
・・・とそれぞれ重なっているという地理的な要因を指摘しているのは面白かった。

他にも、COFFEE BREAK(コラム)で紹介されていた”A trend is a friend.”という格言は語呂が良くて気に入った。
本当にそうなれれば理想だけど(^^;

読んでみてあらためて思ったのは、外国為替はとにかく複雑な取引や計算が多い。
グローバル化が進む現在の世界経済の結晶が為替市場と言えるけど、
そもそもEUROのように統一通貨があればそんな面倒なことはしなくていい。
歴史的な視点に立てば、20世紀初頭の現在は世界の市場が統合に向かって緊密化する過渡期であるとも言える。
僕は126歳まで生きるつもりだけど、生きている間に世界統一通貨&市場を見ることになるのか、それとも別のシナリオを見るのか。
また長生きの楽しみが一つできた(^_-)

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2007 11/20
経済、投資
まろまろヒット率3

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『為替がわかれば世界がわかる』 榊原英資著 文藝春秋 200211.11.07

人生の冬の時代に力を蓄えようと思う、まろまろです。

さて、『為替がわかれば世界がわかる』榊原英資著(文藝春秋)2002。

僕は株をはじめた1999年から市場の参加者になっている。
この間、世界の市場が相互依存の度合いを強めていることを肌感覚で実感しているのだけど、
そうしたグローバルにつながる世界を直接的に現しているのが、やはり為替市場であることは間違いない。
大阪にいる間に、そんな為替市場について勉強しようと手に取った為替の解説書。

この本の著者は、かつて大蔵省国際金融局長として為替介入を指揮して「ミスター円」と言われた人物。
政策介入当事者の視点で、1990年代の為替市場で大きな役割を果たした
ジョージ・ソロス、ロバート・ルービン、ローレンス・サマーズなどとのエピソードを折り込んでいる。

こういう本にありがちな自慢臭はするのだけど、ところどころになるほどと思うところもあった。
たとえば、「ファンダメンタルズだけ分析しても結局はトートロジー(同義反語)になる」というのは納得したし、
ヘッジファンドの巨匠、ジョージ・ソロスがカール・ポパーの「開かれた社会」に大きな影響を受けて、
その投資スタンスの基本を”Fallibility”(誤謬性)と”Reflexivity”(相互作用性)に置いているというのは興味を持った。

また、ヘッジ・ファンドをまるでハゲタカのように批判する人々もいるけれど、
不良債権などの高いリスクを取る人たちがいるから市場が活性化するのも事実で、
「自分たちが不良債権を処理できないのに外資を攻撃するのはフェアではない」と言っているのは共感できた。

金融理論につていも、「理論はある種のストーリー」であり、星々を組み合わせて星座をつくり、
それにまつわる神話をつくった神話創造と似ている、としているのは言いえて妙だと感じた。

その他でも『世界経済の成長史1820‐1992年』(マディソン、2000)によると、
1820年時点でのGDP規模別ランキングの1位は中国で、2位はインドになっているのも興味深かった。
確かに国の規模や歴史を考えれば当然で、両国の台頭をいまさら驚異に考えなくてもいいじゃんと思ったりした。

ちなみに、この本は中立的な解説書ではなく、市場介入に否定的な新古典派経済学への評価が辛かったり、手前味噌な部分も多い。
そういうのを可愛いとみてあげることのできるひと向きかもしれない(w

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2007 11/11
経済、投資
まろまろヒット率3

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『マーケットの魔術師 – 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』 ジャック・D. シュワッガー著、横山直樹訳 パンローリング 200112.23.06

友達に誘われて年末は宿坊プレイをしようかと思っている、まろまろ@オススメあったら教えてください(^_-)

さてさて、宿坊にいこうかと言った矢先から世俗の生々しさ本をば(^^;
『マーケットの魔術師 – 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』ジャック・D. シュワッガー著、横山直樹訳(パンローリング)2001。
原題は“Market Wizards: Interviews With Top Traders”(1989)。
1980年代に活躍し、成功をおさめていたトレーダーたちに対するインタビュー集。

初版の時期を考えてみれば個々の事例や状況はさすがに古いものがあるけれど、インタビューで語られている内容は投資の心構えや姿勢に関することがメインなので考えさせられるものが多かった。

中でも興味深かったのは、取り上げられている投資家たちはみんな個性的ということもあって、それぞれまったく違う手法を採用しているけれど、共通点として誰もが過去に大失敗を経験している点だ。
そして、もう一つの共通点、自信と忍耐力によってその大失敗から学び、乗り越えて来た姿にはちょっと親しみを感じてしまった。
また、自分が関わっているからということもあって先物や為替よりも株式トレードについてのインタビュー、特にマーティ・シュワルツのインタビューはヒントになると感じるものがあった。

思うに人文・社会学系のネタは中途半端にまとめるより、生に近いインタビュー集の方が得られるものが多いときがある。
特に市場を相手にしているトレード名人たちが、なぜ名人になったのかについては一般化するよりもインタビューの方が説得力がある。
この本は市場の難しさ、そしてそれに立ち向かう人たちの熱さを感じさせてくれるものでもあった。

ちなみにこの本は新大塚の朝オフでよく投資の話題が出る若旦那から一押しと貸してもらった一冊でもある。
読書日記アーカイヴを見直してみると、1999年以来の通読した投資本だった。
あれからITバブルやライブドアショックなど、いろいろあったことを思い返すとちょっと感慨深かった。

以下はチェックした箇所(一部要約&重要と思われる順)・・・

☆トレードで成功するためにはいかに損失をしないようにするかであって、損を恐れることではない
<第四章 フロアからの視点:ブライアン・ゲルバー>

☆損切りを覚えなさい(略)もう一つ、資金が二倍、三倍と増えるまでポジションのサイズを大きくしないこと
<第二章 株式トレーダー:マーティ・シュワルツ>

○トレーダーの差をわける能力は、今日とはまったく異なった世界のことについて想像できる能力とそれが現実的にあり得ると考えられる能力
<第一章 先物と通貨:ブルース・コフナー>

○間違いを受け入れることができるようになった時から勝者になった(略)
勝利はいつも目前にあるという信念で臨めば、損も痛くはなくなる
<第二章 株式トレーダー:マーティ・シュワルツ>

○損を一気に取り返そうとすれば、ほとんどの場合大失敗する
<第二章 株式トレーダー:マーティ・シュワルツ>

○強烈に稼いだ後は、むしろ小さなポジションで軽く流すようにしている
→大きな損はいつも大きな利益に続いて起こるものだ
<第二章 株式トレーダー:マーティ・シュワルツ>

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2006 12/23
投資、経済
まろまろヒット率3
確実 投資

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『入門 株式・証券のしくみ―株価と景気の関わりからデリバティブまで』 西野武彦著 PHP研究所 199910.25.99

ふと、TBSで最も過酷な部署って実は「花まるマーケット」で
花まるカフェのゲストを選んでいるチームではないかと思った、
らぶナベ@よくあれだけ半端に微妙なポジションのタレントを
毎日コンスタントに呼んでこれるものだ、ある意味関心してしまう。

さて、本題・・・
『[入門] 株式・証券のしくみ 新版』西野武彦著(PHP研究所)1999年初版。
いざ株をやってみたり勉強したりするとニュースとかで聞いたことはあるけど
何のことなのか実はよくわからないものが多かったりする。
(中途半端にわからない世界の代表格か?)
今まで金融理論の概要に関しては『金融入門』岩田規久男著(岩波新書)を、
投資理念に関しては『敗者のゲーム』エリス著(日本経済新聞社)などを
読んできたが実際の株式投資に関するシステムや用語が説明されている
ガイドブック的なものも読んでみる必要があるように感じていた。
この分野は知っているか知らないかがそのまま利益と損益に
直結する世界なのでとりあえずは基本的な知識のムラを
なくさなくてはいけないなと前から感じていた。
そうこうしているうちにリクエストされた内容に関して
僕が知っている範囲で講義するということが後期から始まり(ナベ塾)
自然と今までの自分の知識の蓄積を鋭く振り返ることが多くなった。
振り返ってみると株式投資についての自分の知識には
やはりぽつぽつ穴があることを痛感したので
株式投資の講義を今度することになったのをきっかけとして
予習代わりに読んでみようと思って手に取った一冊。
(こういうガイドブック系読んでると服部とかにバカにされそうだが(^^;)

そういうわけでいざひととおり通し読みしてみると、実に良い本だった!
(ドンピシャで当たりの一冊(^^))
説明文が簡潔だし構成もよく練られていて読みやすい。
範囲も入門(株とは何か)から応用まで(デリバティヴ)まで
ちゃんと不足なく押さえられていて安心する。
さらに最後に掲載されている用語集も充実している。
基本的に手元において辞書代わりに使う本だけど
通して読んでみても十分に読み応えがある一冊。
これは僕の知識に欠けている部分があったからということが大きいが
読み解いてみるとパズルが埋まっていくような快感もあった。
PHPはこういうかゆい所に手が届くようなビジネス本をつくるのが
うまいなぁっとあらためて感じた。

基本的にガイドブックなので抜粋および要約するような読書はしなかったが
それでもあえて眼についてチェックした箇所や自分の持っている株や
投資スタンスに関して振り返るきっかけにした箇所は以下・・・・

○「PER」と「PBR」は共に高ければ割高、低ければ割安。
・雑誌『マネージャパン』1999年12月号ではPER20倍以下、
PBR1.5倍以下の株価が10倍になる可能性があるとしている。

○「ROE」は市場金利と比べてその株に投資するのか
金利商品に投資するのかを機関投資家が判断する材料。

○企業業績を見る時の最大のポイントは「1株当たり利益」。
10円以下→低利益、30~50円→高収益、100円以上→超高収益。
現在、エニックス株は214.73円

○機関投資家が投資する目的は「純投資」と「政策投資」。
・僕がエニックス株を買ったのは政策投資ということになる。

○ヘッジファンドを含めた外国人投資家は値上がり益のほかに
為替差益を狙っているため円高になると判断すれば
日本市場に買いを入れてくる。
・外国人投資家の動きも為替判断になる

○会計ビッグバンの移行期は2000年3月から2002年3月の間。

○先物取引で売買されるのは個別銘柄でなく
日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)そのもの。
・わかりやすいのでけっこう惹かれる金融商品だ

○あくまで一般論だが東証一日の出来高が平均3億株以下では不人気、
4億~5億株は普通、10億株では人気が高く、それ以上になると過熱気味。

○『雇用、利子および貨幣の一般理論』の中でケインズは
株式投資は美人投票で選ばれる人間を見つけるようなものと述べている。
自己判断から真に最も美しい容貌を選ぶことでもなければ平均的な意見が
最も美しいと真実に考える容貌を選択することでもないからだ。

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1999 10/25
経済学、株
まろまろヒット率3
確実 投資

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『敗者のゲーム』 チャールズ・エリス著、鹿毛雄二訳 日本経済新聞社 199909.09.99

5070円の時に買ったエニックス株の先週終値は1万600円、
さらに1.5倍に分割されているので(100株→150株に)
50万7000円を投入した株が現在の時価総額159万円になっているっす。
資産を3倍にしてようやく安定した投資戦術を展開できるようになったと
感じている、らぶナベ@自由化スタートの10月から本格化だと踏んでるっす。

さて、『敗者のゲーム』チャールズ・エリス著、鹿毛雄二訳
(日本経済新聞社)1999年初版を読みました。
この本は株式投資関係のHomePageを見ると
必ずと言って良いほど推奨本として紹介されている投資本。
いままで投資関係の本は何だか薄っぺらそうなので読んでこなかったが、
“Winning The Loser’s Game”という原題に妙に引かれたので読んだ一冊。
確かに市場では圧倒的多数が失敗者で圧倒的少数が成功者になる、
つまり統計的に外から見れば市場とは「敗者になるゲーム」でしかない。
(これはどこの世界でもそうなんだろうけど)
それを踏まえた上でその中でも確実に勝っている人間はいる、
彼らを勝たせているのは一体何なのか、何が勝者と敗者を分けているのか、
ということに注目して投資における重点や姿勢を述べている本。

この本は簡単で基本的なことに集中することの必要性を繰り返し述べている。
そしてたとえ正確な答えがすぐには出なくても自分なりに
市場や自分自身への分析や考察を続ける重要性を特に強調している。
(個人投資家にとって一番の危険は市場の変化などの外部要因ではなく
本人が投げやりになり精神的放棄に陥ることだと警告している)
その結論の結び方が面白くて・・・
「問題は『運命の星でなく、われわれ自身の中にある』」として、
投資を学びたいならこの言葉が載っている・・・
「シェークスピア『リア王』を読むことをお薦めする」
・・・と皮肉っているのに笑ってしまった。
そういえば最近、答えがでないからという理由で
問題から眼をそらそうとする姿勢の人を何人か見たことがあるが
それでやっていけるほど人生は甘くないだろうということを
あらためて感じた。人生とは間違いなく「敗者のゲーム」なんだから。
少なくとも問題に向き合わないでやっていけるほど僕は器用でないし
何よりもそれでは決して満足はできないだろうと妙に感心してしまった。

また、この本ではそれに関連して・・・
「その土地に家を建てるためにその土地の気候風土を考える場合も
前の日の天気で判断することはないだろう、投資も同じだ。」
・・・というような表現を使って細かいことにまどわされず
大目標を大切にして、で~っんと構えることを奨めている。

この本はHowto本というより個人投資家への指南書的な内容なので
金融工学的な理論は少なかったがそれだけに説得力があった。
敗れるはずの舞台で勝つことの快感、負けが自然の状態からの挽回、
一度それを体験するとその味が忘れられないんだろう、僕も同じだ(^_^)
この本を読んだ結論・・・
「人生は自分への投資だ、敗者のゲームから逃げるな」。

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1999 9/9
戦略論、株、経済学
まろまろヒット率4
確実 投資

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