Archive for the ‘情報・メディア’





『デジタル・ナルシス―情報科学パイオニアたちの欲望』 西垣通著 岩波書店 199702.20.07

文京区友の会会長として携わった街歩き本プロジェクト「てくてく文京」第1回分が文京区の図書館で閲覧できるようになった、
まろまろ@関わったものがかたちになるってやっぱり良いですな(^_^)v

さてさて、『デジタル・ナルシス―情報科学パイオニアたちの欲望』西垣通著(岩波書店)1997。

世界史の視点で現代を振り返れば、情報化社会(の始まり?)と評価される時代に位置することはほぼ間違いない。
その情報化社会の基礎をつくった情報科学の研究者たち、
バベッジ、ノイマン、チューリング、シャノン、ウィーナー、ベイトソンの業績を、
単なる研究成果だけでなく心理的・人間的な側面から評価する情報科学評論書。

読んでみて一番興味を持ったのは、原初版は携帯電話やインターネットが普及する以前の1991年なのに・・・
「情報機械は、人間の欲望と深くかかわりながら、思考=神経系の動きを代行するエロティックなマシン」、
「デジタル・ナルシスたちは情報機械なしには生きていけない」と看過しているのはまさに達観だと感じた。
確かにいまのSNSやblogはデジタル・ナルシスたちのエロティックな感覚があふれる空間という見方もできるだろう。

また、各研究者の評論では、ノーバート・ウィーナー(ウィナー)とフォン・ノイマンとの対比がおもしろかった。
何しろ僕は前々からウィナーを好きな人とノイマンが好きな人は、見事に正反対のキャラクターを持っていると感じていたので・・・
「ウィーナーのまなざしは数学的体系そのものでなく、その背後にひろがるカオスをみすえていた」、
「ところがノイマンの興味は物理的対象ではなかった(略)位置や運動量を記述する、演算子の形式的体系を構築すること自体が目的だった」
・・・としているのは「なるほどー」と思わず笑ってしまった(^_^)

以下はその他でチェックした箇所(一部要約含む)・・・

○人間と機械とを分けるのは”質”ではなく、せいぜい”程度”の違いだという呪文が、チューリングの全生涯を通じて唱え続けらている
<2 機械との恋に死す>

○応用数学がロマンティシズムと交錯するのは、それが「新しい精神によって因習・旧弊を打破する爆薬」とみなされる瞬間
→現実はダイナミックに変転するカオスだが、数理モデルは静止したコスモス(略)
 前者を後者のうちに写像して、はじきだした答をもっともらしく提示するのが応用数学のレトリック
<3 階差に神はやどる>

○情報科学とは不思議な学問である(略)
それは本質的に「自分は自分を見きわめがたい」という奇妙なパラドックスをかかえこんでいるから
<7 デジタル・ナルシス>

☆どうやら人間は「ものごとを記号化・形式化する烈しい希求」を持っているらしい
→抽象化とは、一回性のある個々の出来事の豊かな具体性を切り捨てることによって成立する(略)
 それは常に”力”にたいする欲望を隠している
<7 デジタル・ナルシス>

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2007 2/19
情報科学
まろまろヒット率3
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『ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち』 ロバート・スコーブル+シェル・イスラエル著、酒井泰介訳 日経BP 200610.01.06

携帯電話が水没扱いになってしまったのでナンバーポータビリティ開始前に機種変更してしまった(SH901ic→SH902i)、
まろまろ@まだ携帯カメラの撮影に慣れていないけどごはん日記のコンテンツ創りしてます。

さて、『ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち』
ロバート・スコーブル+シェル・イスラエル著、酒井泰介訳(日経BP)2006。

マイクロソフト社のブロガーとして有名になった著者によるブログ本。
企業ブログやブログを使ったPR、キャンペーンの事例を紹介しながら現在の状況を説明しつつ、ブログのあるべき姿を模索する一冊。
BlogSphere(ブログスフィア、ブログ界)を無視して失敗した事例や、逆にブログを利用して失敗した事例も載っているのが面白い。
原題は“Naked Conversations: How Blogs Are Changing the Way Businesses Talk With Customers”

この本の根底には勧誘電話やダイレクトメールのような土足マーケティングや、CMや広報のようなマス広告への不信がある。
こうした不信を前提にして、双方向性が高く、生の声に近いところからブログによる情報発信は企業活動でも有効だとこの本は主張する。
もちろん他国の事例を紹介する第8章で著者自身も書いているように、情報発信については文化の差が激しいので、
読んでいて同意できない点や馴染まないと思われる点もあったけれど、この本の前提や方法論にはヒントを感じた。

以下はチェックした箇所(一部要約)・・・

○革命的な変化というものはたいてい、ひっそりと忍び寄ってくる
→革命を予言するのは得てして難しいが、革命を無視するのは、たいてい不幸な結果を招く
<第2章 ブログはすべてを変えるか>

○ブログの6本柱
1:公開性がある、2:見つけやすい、3:社会性がある、4:感染性がある、5:シンジケート性(配信性)がある、6:リンクできる
<第2章 ブログはすべてを変えるか>

☆どんな広告やマーケティング・キャンペーンも、友人ほど大きな影響は持ち得ない
→口コミに何より勢いをつけるのは、自分が信頼する人々に対するロイヤリティ(忠誠心)である
<第3章 極め付きの口コミ>

○成功の5つのヒント
1:語れ、売り込むな、2:頻繁に投稿し、面白いものを書け、3:興味のあることについて書け、4:ブログは費用の節約になるが時間がかかる、5:人の話に耳を傾けよ
<第5章 無限のリーチ>

○ブログは管理できないから信用があり、事実に基づいているから持続性があり、会社の製品やサービスについてのコメントに基づいているからパワフルだ
<第7章 PR>

☆リビングルーム・ルール
私の家に招いた客が私や他の客に失礼な振る舞いをしたら、もっと礼儀正しくしてもらうように頼む
→それを聞かなければ帰ってもらう
→ブログも同じ
<第11章 ブログをより良くするには?>

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2006 10/1
情報・メディア、HP・ブログ本、マーケティング本
まろまろヒット率3
マスコミ キャリア

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『戦後名編集者列伝―売れる本づくりを実践した鬼才たち』 桜井秀勲著 編書房 200304.20.06

らぶナベ@今日(金)の日経新聞夕刊に僕のインタビューが載るそうだす。

さて、『戦後名編集者列伝―売れる本づくりを実践した鬼才たち』桜井秀勲著(編書房)2003。

女性誌「女性自身」や「微笑」の編集長を歴任し、祥伝社の創立メンバーでもある著者が、
自分と接点があった編集者たちを中心に、戦後活躍した名編集者たちを紹介する同時代記。

伝聞や推定も多いのでどこまで信じたらいいのか分からない点も無いわけではないけど、
名物編集者たちそれぞれの人生、編集エピソードが生々しくえがかれてあって躍動感を感じた。

中でも印象深かったのは名編集者とされる人たちは物議をかもし出すことを恐れない、反骨精神あふれる人たちが多かった点だ。
これは、まだ”雑”誌が”良”書”と比べられてB級メディアとして見られていた時代の人たちであり、
編集者の多くが紆余曲折の経歴を持っていたこと、そして出版社側の採用過程も多様であったことが原因かもしれない。
(結果的に権威をつくってしまった人と、できあがった権威に入ろうとする人の違いか?)
現在を振り返れば、物議を醸し出しているメディアは出版ではなくネットである点にも時代の流れを感じた。

ちなみにレイアウト的には、列伝の最初に略歴がまとまっていると、もっと読みやすかったのにとも思った。

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2006 4/20
メディア史
まろまろヒット率3
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『Webブランディング成功の法則55』 生田昌弘/株式会社キノトロープ著 翔泳社 200504.10.06

最近わりとオフィシャルなメールもmixi経由で来るようになった、
らぶナベ@確かにSPAMと紛らわしくないしこれも時代の流れですかな。

さて、『Webブランディング成功の法則55』生田昌弘/株式会社キノトロープ著(翔泳社)2005。

成功するWebブランディングの法則を55項目にして紹介している本。
・・・のはずだったんだけど単なるWebサイト制作進行本と変わらない気がした。

そもそもWebブランディングで成功した実例が示されていないので、どれも当たり障りの無い抽象論に聞こえてしまった。
(たとえばコラムでちらっと紹介されている「BMWの事例」などの方が説得力があった)
55の法則それぞれを当てはめた成功モデルを仮にでもつくるか、もっと実例が欲しかった。

また、根拠となるデータも詳細を公開していない自社調べのものが多くて信頼性に疑問だし、
参考にした参考文献や資料の一覧も無いので資料性もとぼしく感じた。

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2006 4/10
情報・メディア、ブログ・HP関連、ブランディング
まろまろヒット率1
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『アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから』 FPN・徳力基彦・渡辺聡・佐藤匡彦・上原仁著 翔泳社 200502.20.06

決して一見さんお断りでも秘密主義でもないのに、ありえない入り口で分かっていないと絶対に入れない神楽坂のBarに行く機会が多い、
らぶナベ@でも飲むのはマリブ・ミルクだす。

さて、『アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから』FPNほか著(翔泳社)2005。

影響力あるブロガーという意味のアルファブロガー11人に対するインタビュー集。
僕はWEBマスターやブロガーたちへのインタビュー本を読むのが好きだ。
ネットで起こっていることを考えたり自分の活動を振り返るには、よくまとまった理論を聞くより、
まとまっていなくても生々しい熱を持った表現者たちの感想や意見を聞く方が参考になることが多いからだ。

この本は副題が仰々しすぎる気もするけど、情報発信者たちの生の声には迫力があった。
たとえば「裏がわかっているメディアの情報は役に立つけど、裏がどこにあるかわからないメディアの情報っていうのはあんまり意味がない」
(R30「R30」http://shinta.tea-nifty.com/nikki/)というのは、自分で情報を発信してみて初めて実感できることだけに説得力があった。

ちなみにこの本は企画段階から、アルファブロガーを選び出すアンケート項目がいまいちだったとか、
組織票があったのではないかとか、そもそもアルファブロガーの定義が曖昧だなどが問題点として取り立たされた。
まず出すことの意味があるんだろうし、僕としてはあまり興味がない話題なのに巻き込まれそうになってこまっちんぐな事もあったけど、
でも、それはブログというものが普及した証拠なんだろう。
これまでのWEB表現者たちへのインタビュー本、たとえば『個人ホームページのカリスマ』『テキストサイト大全』などが出た頃よりも
情報発信者が広範囲に増えたからこそ問題視されるんだと感じた。

WEBマスター、サイト管理人、そしていま流行のブロガーと、呼び名は変わっても、
WEB上で表現をしている人たちの苦心と楽しみがありありと伝わってくる一冊。

以下はチェックした箇所(一部要約)・・・

○負のエネルギーを出してそれに自分が巻き込まれるのは嫌 (だから悪いことは書かない)
コグレマサト「ネタフル」http://netafull.net/

○表立った対話でなくても、なんとなく関心を寄せ合うようなブログだと、この人は今こう考えているなどというのはわかる
→この感じはブログ特有のもので、一種の連帯感
finalvent「極東ブログ」http://finalvent.cocolog-nifty.com/

○思いっきり主観が入ったコンテンツにものすごくアクセスが多くて、
逆に雑誌のまんまのスタイル(略)ファクトだけを積み上げたコンテンツというのが、がっかりするほど読まれない
R30「R30」http://shinta.tea-nifty.com/nikki/

○「僕はこう思うんだけど」というところで止まるのが既存のメディアなんだけど、
その後の「みんなどう思う?」っていうフィードバックにつなげられるのがブログの面白いところ
R30「R30」http://shinta.tea-nifty.com/nikki/

☆裏がわかっているメディアの情報は役に立つけど、裏がどこにあるかわからないメディアの情報っていうのはあんまり意味がない
R30「R30」http://shinta.tea-nifty.com/nikki/

☆独り言のつもりで書いていたら、多く読まれるようになった→トラフィックの多いブロガーは、みなさん、そんなスタイルですね
磯崎哲也「isologue」http://tez.com/blog/に対するイタンビュワー発言

○ブログは得たいの知れない複雑なことを説明する最高の媒体
磯崎哲也「isologue」http://tez.com/blog/

☆(ブログを続けることとミームとの関係で)自分の意識を残す技術が発明されるまではおそらく生きられない私が、
私の何かを残したいっていうか、自分の持っている考えを散らばせたいという欲求の発露かもしれない
磯崎哲也「isologue」http://tez.com/blog/

○情報をパーツ化すれば崩れにくい
橋本大也「情報考学 Passion For The Future」http://www.ringolab.com/note/daiya/

○伸びているサービスに共通して言えるのが、ホームグラウンドで連帯意識を持っているということ
山本一郎「切込隊長BLOG」http://kiri.jblog.org/

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2006 2/20
情報・メディア、HP・ブログ本
まろまろヒット率3
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『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』 ばるぼら著 翔泳社 200511.07.05

最近ご近所さんと東京都文京区のシビックランドによくいく、らぶナベ@ナニゲに銭湯好きです。

さて、『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』ばるぼら著(翔泳社)2005。

ホームページ、ウェブ日記、テキストサイト、ブログ、呼び方はいろいろあるけれど、
インターネット文化を支えてきた、そして今も支えている個人サイトの歴史書。
年表、説明、註釈も含めてすごいテキスト量で、通読には時間がかかるし読んでいて眼が痛くなることが何度もあった(^^;

第1章は1992年から始まっていて、それ以前の歴史は普通に教科書に載ってる歴史として「序章」で取り扱っている。
また、「もうひとつの序章」としてパソコン通信の歴史についてもかなりの量が使われている。
(裏表紙には”Encyclopedia of Japanese Internet Culture 1984-2004″と書かれてある)

日本のネット文化を支えてきた個人サイトやネット上の出来事はアーカイブが残りにくくて、
たった数年前のことなのに後から確認しようと思ってもできないことが多いことはよく指摘されている。
だからこの本はルポタージュというより、本文にも出てきたように「ネット考古学」という言葉の方が近い。
本当によく調べたなぁっと読んでいて何度も関心してしまった。
通読した後にはある種の大全を読んだ気分になってしまったほどだ。
タイトルには「教科書には載らない」と銘打っているけど、
ネット文化に興味がある人の間では必読書の一つとして引用されていくと思う。

・・・っという歴史的な一冊として見たときには、
重要なサイトや出来事が抜けている点や著者の主観があまりに強すぎるところが気になった。
すごくよく調べられてある一冊だけに、今後の改訂版やこの本を参照した別の本に期待。
名著とされる歴史書はたいてい数巻にわたるものだから(^_^)v

ちなみにコラム「ネット文体を一晩中考えよう」の中で、
「ネット独自の特徴は、”未完成感”が漂う文章ほど愛されること。
単体で完成された文章は、驚かれるが簡単に消費され終わってしまう。
コミュニケーションを生まないからだ」と述べているのは説得力があった上に共感もできた。

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2005 11/7
メディア史
まろまろヒット率3
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『パーソナルブランディング―最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す』 ピーター・モントヤ&ティム・ヴァンディー著、本田直之訳 東洋経済新報社 200510.05.05

賃貸してるところが建てかえするので年内に引越することになった、らぶナベ@物件探索中です。

さて、『パーソナルブランディング―最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す』
ピーター・モントヤ&ティム・ヴァンディー著、本田直之訳(東洋経済新報社)2005。

ここ最近、「パーソナルブランド」や「自分ブランド」という言葉を耳にすることが多い。
特にブランドという言葉を使わなくても、人材の流動化が進んでいることから来る必要性と、
情報発信の手軽さが進んでいることから来る許容性から、
個人の差別化や価値向上の動きはこれからも進んでいくと思う。

かく言う僕も「その分野で自分がブランド化できているかどうかが成功基準」や、
「自分メディアは自分ブランドだ」などと公言しているのでこういう話には興味を持っているけど
自分ブランド関係の本は内容が薄いものが多くてなかなか一冊読み切ることが少ない。
でも、さすがに一冊くらいは通読しておこうと思って比較的評価の高いこの本を通読してみた。

内容はパーソナルブランドが必要な理由と、パーソナルブランドに必要な要素がごく基本的にまとめられている。
同じことを何度も言っていたり、日米の文化の違いから「それは無いだろう」と思うこともあったけど、
自分とまわりとの違いをどう価値に変えていくかや、どう発信していくのかという視点で
自分のブランド化について考えるきっかけになると思う。

ちなみにこの本で紹介されているパーソナルパンフレットは共感を持った。
かつて僕の学部時代の4年間がモデルケースとして入試パンフレットに見開きで使われたことがあった。
見ず知らずの人でもそのパンフレットを読むと、僕の4年間を知ってくれてたので話が早かったことがあったからだ。
WEBサイト(maromaro.com)開設前の話だけど、こういう経験が思い出されて少し感慨深かった。

以下はチェックした箇所(要約含む)・・・

☆パーソナルブランドは3点を伝えることで成り立つ
1:あなたは誰なのか
2:あたなは何をしているのか
3:あなたが他人と違うところ(どんな価値を提供するのか)
<第1章 パーソナルブランドをなぜ作り上げるのか>

☆ブランディング戦略の展開のために決定する事項
1:ターゲットとなるマーケット
2:ブランディングチャネル
3:メッセージ
4:ツールおよびタイミング
<第15章 自分のブランディングとマーケティングの年間プランを書き上げる>

○ブランドを明確にすれば、ブランドはあなた自身を明確にする
<第1章 パーソナルブランドをなぜ作り上げるのか>

○ブランドの三つの力の源・・・
1:感情的なインパクト
2:一貫性
3:時間
<第3章 パーソナルブランディングの役割>

○パーソナルブランディングの黄金ルール=「汝自身が真実であれ」
<第5章 個人的な要素をパーソナルブランドに取り入れる>

○賢明なパーソナルブランダーが行う真のネットワーキング=
興味をそそるような情報を十分に提供し、自分は身を引いて彼らの側から自分のところに来させる
<第14章 ネットワーキング>

○ネットワーキングの秘訣
1:継続的なネットワーキング
2:機会をとらえることができるようなポジショニング
3:ただ知り合いになるだけでいい
4:人の話を聞く
5:ブランディング資料を持ち歩く
6:興味を示す
7:積極性を持つ
<第14章 ネットワーキング>

○ネットワークにレバレッジをかける方法
1:迅速なフォローアップ
2:連絡を取り続ける
3:自分の信頼を築くようなことはすべて知らせる
4:コミュニティを築き上げる
5:等身大であれ
<第14章 ネットワーキング>

○人は嘲るものである
→これは危険を冒す勇気のない人々の羨望から来ることが多いので暗愚な疑いで自分を落胆させてはならない
→彼らに言わせておけばいい→そのことによって彼らの顧客をつかむことが容易になる
<第17章 ミスを回避するために知っておくべきこと>

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2005 10/5
ブランド関連
まろまろヒット率3
マスコミ キャリア

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『なぜ、正しく伝わらないのか―戦争にみる情報学研究』 ジョン・ヒューズ・ウイルソン著、 柿本学佳訳 ビジネス社 200410.03.05

らぶナベ@「セカチュー」のエンディングロールでちょっとウルウルきたのは、
決して長澤まさみのような彼女がいなかった自分の高校時代を思い出したからではありません(T_T)

さて、『なぜ、正しく伝わらないのか―戦争にみる情報学研究』ジョン・ヒューズ・ウイルソン著、 柿本学佳訳(ビジネス社)2004。

イギリスの情報機関に20年以上勤務して今は研究者になっている著者が書いた、情報戦の本。
原題は”MILITARY INTELLIGENCE BLUNDERS AND COVER-UPS”。

方向づけ→情報収集→情報照合→解釈→配布→再び方向付け
・・・という風に情報が循環する「インテリジェンス・サイクル」を基本にして、
これまでの戦史の中でどのようにして情報伝達の齟齬が起こったのかを紹介している。
事例はノルマンディー上陸作戦(1944)、独ソ開戦(1941)、真珠湾攻撃(1941)、シンガポール侵攻(1942)、
そして9.11同時多発テロ(2001)を取り上げている。

どういう風に情報の行き違いが起こったかという事例紹介の部分が多くて、法則性の解明は少なかった。
だから訳題は「なぜ、正しく伝わらないのか」ではなく「なぜ、正しく伝わらなかったのか」の方が正確かもしれない。

「意図と能力を分けて考えるということは、情報の過誤を調べていく上では欠かせない問題」(1章)という点や、
「かつての情報員たちは秘密の情報を収集してくるのに苦労したが、いまは大量の情報から探し出すのに苦労している」(終章)としている点は妙に納得。
ちょっと前までは偵察衛星からの機密情報だったものが、いまは“Google Map”でグリグリ見れる情報環境の変化はやっぱり大きなものなんだろう。

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2005 10/3
情報・メディア、歴史、戦略論
まろまろヒット率3
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『ウェブログの心理学』 山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦 麻子著 NTT出版 200509.29.05

ネットは顔の見えないコミュニケーションだとする資料の中で、「上戸彩似だと聞いてたメル友に会ったら綾戸智絵に似てた」という事例を見つけた、
らぶナベ@響きが似てるだけにちょっと笑いました(^_^)

さて、『ウェブログの心理学』 山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦 麻子著(NTT出版)2005。

「人はなぜウェブログを書くのだろう?」、「なぜウェブログを続けるのだろう?」という疑問に社会心理学からアプローチした一冊。
社会心理学としての調査、考察だけでなく、インターネットの普及と共に始まったウェブ日記の歴史もちゃんと書かれてある。

内容はこれまで言われてきたことをまとめたという感じだけど、その分なるほどと思える要約もあった。
たとえば「ウェブログの本質はそのブロガーのライフストーリーとしての時間的な縦軸と、情報をつなげる横軸との組み合わせ」(第4章)というものや、
「ウェブログの持つ信頼性の根源は”継続性”にある」だからウェブログに必要なのは「継続する名前とそれに伴う存在感」(第5章)というものはすごく納得した。

本文に加えて附録もウェブログのススメ、ウェブログを中心にしたインターネットの歴史、ウェブログに関する論文・記事リストまであって充実している。
分量的にも読みやすいし、ネットでの情報発信に関わってる人や興味がある人には、かなり良い本ではないだろうか。

以下はチェックした箇所(重要と感じた順)・・・

☆ウェブログというコンテンツのもつ社会心理学的な意味を考えるときまずもって注目すべきは、
個人のもつ情報という横糸と、個人のなかで経過する時間という縦軸(ライフストーリー)が組み合わさることによってもたらされる絶妙の相乗作用
→2ちゃんねるなどの掲示板とウェブログの決定的な違いは、ウェブログが独立した空間だということ
<第4章 ウェブログの現在と未来>

☆ウェブログのもつ情報の信頼性の根幹=継続性
→ウェブログに必要なのは継続する名前とそれに伴う存在感(継続性があれば仮名で十分)
<第5章 ウェブログ・個人・社会>

☆ウェブ日記の効用・・・
・自己に向かう効用=感情の表出、自己の明確化、社会的妥当性、
・関係に向かう効用=二者の発展、社会的コントロール、社会的妥当性
→日記そのものは自己表現で、それを契機としたコミュニケーションの可能性にかけるのがウェブ日記の本質
→コミュニケーション志向のより強いウェブログが登場しても不思議はない
<第3章 ウェブログの社会心理学>

☆ホームページをもつ動機=「情報の呈示動機」、「自己表現動機」、「コミュニケーション動機」(池田・柴内 2000)
→ホームページはコミュニケーション動機の強いユーザーにとっては使い勝手が悪いものだったが、
 ウェブログはトラックバック機能なでで書き手同士のコミュニケーションを容易にした
<第1章 インターネット時代のコミュニケーション>

☆これまでの書物が持っていた書き手の著社性とは別に、インターネットでは読み手の著者性が生まれた
→インターネットは読み手主体のメディアという見方もできる
<第1章 インターネット時代のコミュニケーション>

○メディア・コミュニケーションの二つの方向性=コミュニケーション行為を隠す方向と明らかにする方向
<第1章 インターネット時代のコミュニケーション>

○携帯電話も電子メールも、コミュニケーションしている状況を社会関係のなかから切り離すことができるようになって、会話内容も同時に大きく変化した
<第1章 インターネット時代のコミュニケーション>

○日記を含め、自分自身の日常を記録する行為は、自己フォーカスを刺激し、自覚状態を高める効果がある
<第3章 ウェブログの社会心理学>

○トラックバックとリンクは情報をつなぐ点では共通だがその方向性は逆・・・
リンク:自分のウェブログの読み手に、情報源を伝える
トラックバック:情報源となってるウェブログの書き手と読み手に、自分が言及していることを伝える
<第5章 ウェブログ・個人・社会>

○ソーシャル・ネットワークは基本的に個人駆動型のつながりを強めるもの
→社会的強者=実名を出すことがメリットになり、すでに強固なネットワークを持つ人々が
さらにそれを拡大するためには利便性が高いが、そうでない人々にとってはメリットを感じにくいかもしれない
<第4章 ウェブログの現在と未来>

○ソーシャル・ネットワークはアクセス・コントロールの容易なウェブログに対する潜在的ニーズに応えたサービス
<第5章 ウェブログ・個人・社会>

○読者からのフィードバックはブロガーの心理的過程に大きな影響をおよぼしており、
それらを容易にコンテンツに組み込むことを可能にしたウェブログの仕様は、
ブロガーたちに読者の目を明確に意識さえ、書き続けようとする意思を力強くサポートする
<第4章 ウェブログの現在と未来>

○WBC(Web-Based Communication)=発信主体、ABC(Article-Based Communication)=メッセージ主体
<第1章 インターネット時代のコミュニケーション>

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2005 9/29
情報・メディア、HP・ブログ本、社会心理学
まろまろヒット率4
心理学 キャリア

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『戦争プロパガンダ 10の法則』 アンヌ・モレリ著、永田千奈訳 草思社 200209.28.05

北斗の拳占いでは「雲のジュウザ」になった、らぶナベ@「我が拳は我流、我流は無型、無型ゆえに誰にも読めぬ」です。
(再放送で学習したので台詞ちゃんと覚えてます(^_^)v)

さて、『戦争プロパガンダ 10の法則』アンヌ・モレリ著、永田千奈訳(草思社)2002。

第一次世界大戦の経験を基にしてアーサー・ポンソンビーが『戦時の嘘』で明らかにした、
戦時プロパガンダ10の法則というものがある・・・

1:われわれは戦争をしたくはない
2:しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
3:敵の指導者は悪魔のような人間だ
4:われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
5:われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる
6:敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
7:われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
8:芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
9:われわれの大義は神聖なものである
10:この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である

この本は、歴史学者の著者が一つの法則につき一章を使って、
第一次世界大戦からコソボ紛争、アフガン戦争などの最近の事例までを当てはめ、
この10の法則が現代にも通じるものだと主張している。

法則として書き出してみるとバカみたいに単純な言い訳になるだけに、
なぜいつもこの法則(というより口上)にだまされるのか、
それについて突っ込んだ考察がなされてなかったのが残念に思った。

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2005 9/28
プロパガンダ、情報・メディア、歴史、政治
まろまろヒット率2
マスコミ キャリア

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